タッチの難しさ

バッハの勉強会に参加しました。
もう勉強会に参加して2年以上になりますが、毎回新発見で目からウロコです。

課題曲はシンフォニアの4番です。
ちょうどBさんが練習しているところでジャストタイミングでした♪

受講メンバーはピアノ教師5人です。
ピアノを取り囲んで一人ずつ弾きます。
私も頑張って練習して行きましたが・・・全員1小節弾くのさえ、やっとな感じ。

いかに打鍵が難しいか!
最初の音を弾くまでの腕の状態
打鍵する場所
打鍵スピード
次の音に行くまでの脱力…
納得出来る音になるまで妥協は許されません。

やっと納得できる音が出せたら、上記の事を考えながら続きを打鍵するので、次の音を弾くまでに数秒~数十秒かかります。

1小節弾くだけで10分かかりました。
ヘトヘトです~
猛スピードで10分弾き続けるより、体力・精神力を使っていると思います。

2時間のレッスンでしたが、今日の所は3小節までで終了となりました。

先生が非常にお忙しく、半年以上開いてのレッスンだったので、今回は全員タッチに苦戦しました。

しかし1音1音がとても伸びやかな音になり、その違いが歴然でした。
ピアノを弾く訓練=音を聴く訓練です。
2年前の音を考えるとゾッとします。

焦って何回も通すことよりも、こういう練習が本当は大切なのですね。
世界的に活躍しているピアニストは、このような練習に時間を割いていると聞きました。

わかってはいるのですが、いざとなるとなかなか実行できません。

しかもこれを生徒さんに伝えるのは、教える方も教わる方も相当な覚悟が要ります。

Bさんに聞いていただこうと思っていましたが、もう少し時間がかかりそうです。
待ってってね~

junko

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